Prominy製品の使用に必要な最低限の知識
Prominy製品はDAW上でNative Instruments社のKontakt PlayerまたはKontaktに読み込んで使用する「ライブラリ」で、Kontakt PlayerまたはKontaktに読み込むことで、「ソフトウェア音源」として機能する製品です。製品の使用には以下の基礎的な知識が必要となります。
– DAWの基本的な操作を一通り習得している
(プラグインパス/プラグインフォルダの管理、プラグインの起動、トラックのやミキサーの操作および設定、ピアノロール画面でのノートの入力、ノートの長さ・ベロシティの変更、任意のMIDI CCの入力画面の表示および値の入力など)
– DTMやMIDIのの基本的な用語について理解している
(DAW、ノートオン, ノートオフ、ベロシティ、モジュレーションホイール、ピッチベンド、MIDI CC、MIDIチャンネルなど)
– コンピュータの基本操作や一般的な用語について理解している
(フォルダやファイルの操作、メールの送受信、メールの添付ファイルの保存、スクリーンショットの撮影、メモリ、RAM、OS、などの用語)
実際の使用にはDAWでKontakt PlayerまたはKontaktをプラグイン・インストゥルメント(「VSTインストゥルメント」や「AUインストゥルメント」、「ソフトウェアインストゥルメント」などDAWによって呼称は異なります)として起動し、そのKontakt PlayerまたはKontaktに製品を読み込んで使用する形となります。
製品のセットアップに関してはその手順を説明するPDFの記載の手順通りに行っていただければごくまれなケース(お使いのコンピュータに何らかの異常や特殊な設定がある場合など)を除き、確実に完了できます。しかし上記のコンピュータの基本操作が一通りできることが必要です。
演奏情報の入力は製品のインターフェイス画面ではなく、コンピュータに接続されたマウスおよびキーボード、またはMIDIキーボードコントローラを使用してDAW上で行います。(MIDIキーボードコントローラが無くてもマウスおよびキーボードのみですべての機能が利用できます)DAWでマウスやキーボードで使用して作成(いわゆる「打ち込み」)されたMIDIデータ(演奏情報)またはMIDIキーボードコントローラ等でのリアルタイム演奏をMIDIデータとしてDAWで記録されたデータがDAW内でKontakt PlayerまたはKontaktに送信されることによって音が鳴ります。したがって製品を使用するには上記のDAWの基本操作を理解していることが必要となります。
上記の基礎知識は原則としてユーザー様側で事前にご準備していただく必要がある事であり、本製品自体の使用方法とは別の部分となります。こうした基礎知識に関するお問い合わせについては本来サポートの対象外ではございますが、現時点においてはこうした基礎知識が無い状態で製品をご購入いただいたユーザーの方にも、これらの基礎知識をお問い合わせの内容に応じた画像やシンプルなMIDIデータを都度作成し、解説文とともに出来る限りわかりやすく丁寧にお伝えするように努めております。また、中にはコンピュータの基本操作の知識が不十分な方がダウンロードやインストールについてのマニュアルの記載の手順に沿わず、独自のファイル操作(移動、削除など)をして製品のフォルダが正常でない状態にしまい、ご自身で何を行ったかを把握していないケースもあり、こうした方にもコンピュータの基本操作をご案内し、状況の確認を何度も繰り返しながらセットアップの完了をお手伝いしております。
しかしながら基礎知識を未習得の状態の方にコンピュータの基本操作やDAWを使用しての音楽制作に関する一般的な基礎知識をひとつひとつお伝えするには非常に時間と労力もかかり、通常の業務に影響が出る場合も生じております。将来的にはこうしたサポートの提供を継続することが難しくなることも考えられますので、このページに記載されているような基礎知識を未習得の方はそれを習得してから製品をご購入いただくことで、お使いの制作環境へよりスムーズに製品を導入していただくことができるかと思います。これらの基礎知識はDAWのマニュアルや、DTM初心者向けサイト、関連書籍やDTMスクールなど様々な媒体、手段で容易に習得可能です。(「MIDI 基礎知識」や「DTM 初心者」などの語句でインターネットで検索を行うと色々な情報が見つかるかと思います)製品に直接関連する本来のサポート業務の適切かつ迅速な提供およびより良い製品の開発を継続して行くにあたり、何卒ご理解、ご協力お願いいたします。
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