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[Tips] ユーザーコード認識コマンドの簡単な覚え方

Hummignbird SR5 Rock Bass 2 に搭載されている機能、「USER CHORD」についてのヒント

ユーザーコード(user chord)は単発のInstrument Select Key Switchでも選択できますが、プリセットコード同様にInstrument Select Key Switchの範囲(C-2 – E1)のコード認識機能を使って選択することもできます。

ユーザーマニュアルの114 – 118ページを開くと、以下の画像のようにユーザーコード用のコード認識コマンド(音程の組み合わせ)が掲載されています。

マニュアルの各ユーザーコードのコード認識コマンドのところに、「 (実際のコード構成音とは異なります) 」という記載があります。ユーザーコードのコード認識をそのコードの構成音で行わない理由は、プリセットコードでは例えばメジャーコードであれば「CEG」といったようにコードの構成音を押さえてコード認識を実行して、「major」と認識させる形となりますが、仮に今まで誰もやったことのないユニークな押さえ型のmajorコードをユーザーコードエディタで作成したとします。でもフォームがどんなにユニークでもメジャーコードの構成音はルートがCであれば結局は「CEG」です。これではプリセットにあるコードなのかユーザーコードなのか判別のしようがありません。また、例えばuser chord 1とuser chord 2が同じ設定だった場合、コードの構成音ではuser chord 1なのかuser chord 2なのかを区別する手段がありません。

このような理由により、ユーザーコードの実際の構成音で認識させるのではなく、最初から「どのuser chordなのか」を認識させることが必要なので、各user chordには専用の認識コマンドが用意されています。

以下のように考えるとuser chordのコード認識コマンドを比較的簡単に覚えることができるかもしれません。
ユーザーマニュアルの114 – 118ページの画像と併せてご参照ください)

※ 下記をすべて暗記しなくても、user chord 1 の「1345」と user chord 6 の「12345」だけ覚えておけば、他のuser chordはルートと一つ上の音の間隔を半音ずつ広くしていくだけです。

ルートを1として、その半音上が2、さらに半音上が3、(以降同様)、つまり数字1つにつき半音とすると、

user chord 1: 1345 (ルートと次の音の間が1音、以降半音間隔で2つ、合計4つ押さえる)
user chord 2: 1456 (ルートと次の音の間が1音半、以降半音間隔で2つ、合計4つ押さえる)
user chord 3: 1567 (ルートと次の音の間が2音、以降半音間隔で2つ、合計4つ押さえる)
user chord 4: 1678 (ルートと次の音の間が2音半、以降半音間隔で2つ、合計4つ押さえる)
user chord 5: 1789 (ルートと次の音の間が3音、以降半音間隔で2つ、合計4つ押さえる)
user chord 6: 12345 (半音間隔で5つ、合計5つ押さえる)
user chord 7: 13456 (ルートと次の音の間が1音、以降半音間隔で3つ、合計5つ押さえる)
user chord 8: 14567 (ルートと次の音の間が1音半、以降半音間隔で3つ、合計5つ押さえる)
user chord 9: 15678 (ルートと次の音の間が2音、以降半音間隔で3つ、合計5つ押さえる)
user chord 10: 16789 (ルートと次の音の間が2音半、以降半音間隔で3つ、合計5つ押さえる)

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