CP-80は1976年にYAMAHAから発売され、70’S後半から80’S前半にロック、プログレッシブロック、フュージョン、ジャズ、ファンクなど、様々なジャンルで数多くのミュージシャンに愛用され、その独特のサウンドを持つCP-80は現在においても必要不可欠なものとなっています。
その時代にCP-80を使用してレコーディングされたアルバムは非常にたくさんあり、それらの例を挙げればきりがありませんが、CP-80はジョージ・デューク、ドゥービーブラザーズ在籍時のマイケル・マクドナルド、 UK在籍時のエディ・ジョブソン、ジェネシス在籍時のピーター・ガブリエル、などといったアーチストに好んで使用され、アコースティックとは似て非なる、アタックに若干金属的響きを含んだシャープなサウンドを耳にしたことがある人も多いはずです。CP-80にコーラスエフェクトをかけたサウンドもまた良く使われています。
CP-80は機構的にはアコースティックピアノと殆ど同じ構造で、鍵盤を叩くするとハンマーが弦を叩いて音を出します。その音をピックアップマイクで拾うという点がアコースティックピアノと違うところです。鍵盤の数だけ、すなわち88個ものピックアップが取り付けられているという、非常に贅沢な作りの楽器です。
CP-80は素晴らしいサウンドを持っていますが、(サウンドはもちろん、その美しいルックスも特筆すべきものがあります)信号をピックアップで拾うという事を除いては基本的な作りは生楽器なので、メンテナンスが大変という問題があります。移動したり鍵盤を強打するとチューニングが狂ってしまいます。 温度や湿度の変化によってもチューニングが狂います。チューニングをするにはピアノの調律師を呼ばなくてはなりません。さらに、運が悪ければ弦が切れてしまうこともあります。 運搬に関しても、2つに分解して持ち運びが可能ということになっていますが、分解してもかなり大きく、重量もそれぞれ70kgほどもあり、つまり1人でスタジオやライブホールに運ぶには現実的には無理です。
しかし、このライブラリによって、全てが解決します。このライブラリをインストールしたコンピュータさえあれば、どこでもCP-80のサウンドでプレイできるのです。
当時の音楽の再現はもちろん、現代の音楽においても、このライブラリはあなたの作る音楽に懐かしさと新しさ、エモーションを与えます。