SC Electric Guitar 2とSR5 Rock Bass 2の新しいデモ動画を公開しました
第一弾ビデオの「SC Electric Guitar 2 Introduction」の中に曲の一部が少しだけ登場する曲「Viloet」の単体バージョンです。
この曲で使用されているすべてのギターサウンドはSC2内蔵のアンプシミュレータおよびエフェクトによって作られています。様々なリアルな演奏表現とともに強力な内蔵アンプシミュレータ/エフェクト機能による多彩なギターサウンドをお聴きください。
ベースに関しても、デモで使用されている音は SR5 Rock Bass 2 の内蔵アンプシミュレータおよびエフェクトで完結した状態で鳴らしています。
以下、曲解説です。
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SC2の各パートのピックアップは以下の通りです。
クリーン(カッティング):ミドル
クリーン(ミュート)・ブリッジ
リード1: ネック
リード2 ブリッジ (1:53-2:07)
クリーンのカッティングとミュートは、ダブルトラック用のものを片方のチャンネルの音量を下げて、それぞれ左右に少し寄せた感じで聴こえるようにしています。単チャンネルのソースを左右にスッパリと振るのではなく、ダブルトラックならではの厚みのあるステレオ効果を持たせた状態でパンニングしています。クリーン(カッティング)に関しては片方のチャンネルのアンプやエフェクトのセッティングを変えて、音色差を作り出してさらに厚みを加えています。
サビのリードギター(リード1)は中音域が豊かなウォームなサウンドが特徴のネックポジションの音をあまり強く歪ませずにクリーン感を残した状態で鳴らしています。サビのメロディのサウンドの芯として、キラキラした高音域のシンセベルの音と一緒にユニゾンで鳴らしています。
リード2はブリッジのサウンドを強めに歪ませて、内蔵エフェクトの「Tape Delay」で奥行きを持たせたサウンドで鳴らしています。内蔵エフェクトには様々なタイプのディレイが用意されていますが、それぞれキャラクターが異なり、その中から選択可能な「Tape Delay」は温かみと奥行きのある空間が演出できるエフェクト・モジュールです。
ベースに関しては、この曲でもSR5 Rock Bass 2 が非常にいい仕事をしてくれています。SR5は自分の中では「バンマス」もしくは「裏番長」的な存在で、以前に他の曲の解説でも書きましたが、この曲もSR5の存在によって曲が成立しているといっても過言ではありません。内蔵エフェクトのフランジャーをONにした程よいうねりのあるサウンドと様々な奏法で音域を広く使うフレーズで曲の躍動感を作り出しています。ルート弾き主体のストレートなロック・ベースだけではなく、レガートスライドやハンマリング、プリングを駆使した、「歌う」ベースラインを輪郭のくっきりしたサウンドで聴かせることができるのが SR5 Rock Bass 2 です。「SC Electric Guitar 2 Introduction」に登場する曲、「Drowsy Moon」の単体ビデオも近日中に公開予定ですが、その曲のベースも SR5 Rock Bass 2 でいい感じで鳴らせていると思うので、ぜひ聴いてみてください。
大川晃史(AKIHITO OKAWA)
この曲のオーディオのみはこちら
このMIDIファイルおよび内蔵アンプ&エフェクトのプリセットは「登録済み製品」のページでダウンロード可能です。